歯医者さんと赤ちゃんのかかわり

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春休みで元気なちびっこ患者さんが増えています☺️
矯正歯科 は 長期休みが繁忙期です❗️

難しいお話が続いていますが
読んでくださる方がほんの少しずつ増えて嬉しい限りです

身分証明をしていないので 笑 
なかなか信頼していただけないのでは と。。。
少しだけ 私の自己紹介をさせてください。
私は 某国立大学の歯学部を卒業した後
同大学の矯正科をかすめてから
ある矯正歯科に勤めはじめました

そこの院長だった私の恩師のひとりが 
口唇口蓋裂の患者さんに対して
哺乳や離乳の指導を行っていましたが
彼は間もなく引退する予定です

私たち歯科のイメージは みなさんからすると
「歯が痛くなったら行くところ」なんだと思います

でも、私たち歯科医師は実は 口のスペシャリストとして
みなさんが ⠀
「口からいつまでも美味しく楽しく物を食べる」

ために 存在しているし、それを実現するための 
たくさんの知識と技術を持っています。

ただ残念なことに、発揮するチャンスはあまりにも少ない🤢
なぜなら、歯科医院にくる人は
痛みを抱えている人がほとんどだからです。
患者さんは その痛みを取ってもらいたくていらっしゃるので
それ以外の治療は ⚠️たとえ必要であっても 
受け入れてくれない場合が多いんです。

そして 私たちの最大のテーマ
「口からいつまでも楽しく美味しくものをたべる」

そのために必要な 口の機能の獲得の時期
つまり 授乳から離乳の時期ですが
そのころに赤ちゃんが歯科医院を受診する可能性は
かなり低い。 なぜなら 歯🦷が生えてないから。

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とても難しい問題です。
でも、子どもの 「口腔機能不全症」
これは、去年あたりから 保険病名になりました。
深刻な問題になっている証拠なのです。

厚生労働省の離乳食の基準ができ、
それを基にした育児書がはやり、
SNSで 間違った知識が当たり前のように蔓延して
"どれだけ離乳食に手をかけたか"が重要になる

この流れを止めない限り、
生涯美味しく口から好きなものを食べてもらう という
私たちの目標は 遠ざかる一方であると
私は思っています。

恩師の歯科医師の仕事はもうすぐ終わりを迎えますが
私はその意思を受け継ごうと
今日もここでだらだら長い文を書いています



離乳食に手をかける必要がないことに
気がついてくれるお母さんが増えますように。
すこしでも 1人でいいから
生涯 好きなものを食べられる人間が増えますように。

さて ようやく次から 離乳食のお話シリーズ では
どのような食事を与えるべきなのかを
書いていきたいと思います
まだお伝えしたいことの100分の1も言えていません
どうか お付き合いください。

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