離乳食で気になるのはやっぱり食物アレルギー

https://www.instagram.com/p/BvB91dJlXFe/

離乳食のお話シリーズ です。

前回は赤ちゃんの離乳食 を始める時期について
長々説明しましたが みなさん読んで頂けたでしょうか🍼

おさらいです!
離乳食の開始時期は 下の3点に気をつけて決めましょう🤔
①赤ちゃんがなにかを口に入れようとしだす頃
②首がすわって支えがなくても5秒ほどお座りできる頃
③ものを口に入れてもベロが出にくくなる頃
❗️決して月齢や成長曲線 だけで判断しないように❗️
詳しくは前回の投稿を読んでいただければと思います🙆‍♀️

さて 今回からは
離乳食の内容について触れていこうと思います🦷

離乳食で気をつけてほしいことは大きく分けて4つ!
①食物アレルギー
②栄養バランス
感染症
④機能訓練
今日はその一つ、食物アレルギー について考えます。

お母さんたちも 一番気になる項目ではないでしょうか🤧

まず言いたいこと🤔

──────────────
どんなに気をつけていても、
アレルギー症状が出ることはあります。
それは誰のせいでもなく、
どこかでなにかを間違えたわけでもありません。
アレルギーを発症することに、
お母さんが責任を感じる必要はありません。
───────────────────────

お母さんの妊娠中 や授乳中 の食事内容、
赤ちゃんへの離乳食の与え方、与える時期、
母乳やミルクの効果など、
何が食物アレルギーの予防になるのかという研究は
盛んに行われています。
でも、上に挙げたものはどれも、まだ科学的に証明できていません。

ただ、最近注目されているのが
アトピーとアレルギーの関連性です。
アトピーで皮膚のバリアが破壊されているときに
皮膚を通してアレルゲンに触れると、
食物アレルギーを発症する場合があると報告されています。
アトピーのある子は、とくに保湿や治療をしっかりすると

食物アレルギーの予防になることがあります。 ⠀


❗️わたしたちにできることは少ない
離乳食の与え方によって食物アレルギーを発症しない身体へと
コントロールすることは不可能です。
発症するときはするし、しないときはしない。
まずは その肩の重過ぎる荷物は下ろしてください。

そのうえで、気をつけることについてお話させてください。

年齢が低いほど食物アレルギーは出やすいものです。
でも実は、適切に対処していれば
年齢を重ねるとともに良くなる子が多いのです。

お母さんたちにわかってほしいのは、
赤ちゃんにアレルギー反応が出た時
自分を責める必要はないということ❗️
治ることも多いので、あわてず、適切に対処しましょう。

離乳食でアレルギーについて気をつけることは
①初めてのものは、病院を受診しやすい時間帯にチャレンジする
②重い症状が出ないように 少量から、アレルギーを起こしにくいものからチャレンジする
このふたつ✌🏻です。

どれをどれくらいから、というルールはありません。
あれは何ヶ月までダメ 
これは何ヶ月だからダメと制限する必要もありません。
これを食べてからじゃないとあれはダメなんてのもありません。
「こう与えれば食物アレルギーの予防になる」というルールは、
今のところないに等しいです。

はちみつや生ものはダメですよ🤧❗️
アレルギーではなく、感染の観点からですが。。
これについてはまた別にお話しします。
今日は食物アレルギーの観点からのお話です。
少し難しいですが、分けて考えてくださいね。

厚労省の指標は細かいですが、その理由を知っていますか?

たとえばお肉やお魚は後からはじめましょうというのは、
タンパク質が多くアレルギー反応が起こりやすいことにあります。
ちなみに 白身魚赤身魚、青魚の順序は
タンパク質の含有量からきていますが
実はお魚は種類が違っても同じようなアレルギー症状が出やすい傾向があります。
その順序で与えたからといって、
アレルギーが出ないよってわけじゃないんですよ😞

順序が配慮されているのは、
そうすればアレルギーが起こらないよということじゃなくて。。

アレルギー反応が起こる場合には、
アレルゲンが少ない方が軽い症状ですむため
同じ系統のものでもアレルゲンの少ないものから
様子を見つつ与えるのが大切ですよ、ということです。

ほかには、鶏卵は 白身の方がアレルゲンが多いですが
加熱することで卵黄のアレルゲンも 卵白のアレルゲンも
すこし弱くなることがわかっています。
なので加熱した少量の卵黄から始めるように書かれています🍳

ちなみに牛乳は加熱してもアレルゲンは弱まりませんから、
量で調整してチャレンジしましょう🥛

少し難しいですが、伝えられていますかね?
 食物アレルギー を起こさないためではなく、
もし起こったときに症状を軽くで抑えるために
食物を選んで与える必要があるわけです。

アレルギーを起こしにくい食品 というのは
その子をアレルギーを持たない子に
育ててくれる食品ではないのです。

そしてもう一つ、もし 何かしらの症状が出た時
必ずすぐ対処できるよう、
新しい食物は できるだけ
平日の明るい時間にチャレンジしましょう❗️
とくにアレルギー反応を起こすことの多い
鶏卵、小麦、牛乳、そばなどは
かならずかかりつけの病院を前もって確認しておき
口にしてから3時間ほどは特に気をつけてください。
量や内容を気をつけておけば、
よっぽど重篤なアレルギーをもっている子でなければ
軽い症状で済むので、
あわてず病院を受診し、適切な対処を受けましょう。