「離乳食を食べさせる時間」をやめましょう

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こんばんは🌙

離乳食のお話シリーズ ですが
今日は食べるものではなく 環境についてお話させてください🦷

なるべく誤解のないようにお伝えしたいので、
私の書く文章はできれば抜粋せずに全文読んでほしいです。
まとめるのが下手で本当に申し訳ないのですが
長くなってもどれも伝えたい大切なことなので。。


今日はたいせつなてづかみ食べ についてお話したいと思います。
赤ちゃんって、なんでも手に持って口に入れようとしますよね🤣
いまどき感染やアレルギーには過敏なのはわかりますが🤔

その手、もしかして抑えていませんか?

赤ちゃんが口の中に物を入れる動作は
それを自己と違うものとして認識するのにとても重要なことです。
いろんな形やかたさ、味を、
自分の意欲のまま経験したかどうかが、

その後の口腔機能の発達ぐあい(どれだけ食べられる子になるか、好ききらいがなくなるか、発音がうまくできるか、歯並びがきれいになるか、歯の寿命がのびるかなど)
を脳みそレベルで大きく左右します。

(発達の連鎖については、過去の内容も参考にしてみてください)

離乳食を与えるとき、画像のようにこどもが出してくる手を押さえて、一生懸命スプーンで口に運んでいる様子をよーーーーく見ます🥺(絵が下手なことは笑ってください🤣)


せっかくがんばってつくったから食べてほしい
汚さずに食べてほしい
栄養が不足しないように基準の量は口に入れてほしい

そんなきもちが先行して、
「赤ちゃん自身の”意欲”」
つまり「自分で手に取って、口に運んでみて、
そのモノを認識する動作」を
おとなが抑えてしまっていることに気が付いてください。

スプーンを持ちたがったり、なにもかも手でつかみたがったり、
口に入れたり出したり、汚したりすることを恐れないでください。

食べ物で遊ぶな!ってこどものころよく怒られましたけど、
それとはちがって
この時期のこどもは学習のために手を出すのです。
こどもは周りの反応でいいことと悪いことを学習しますが、手を押さえられることが続くと、すぐに手を出してくれなくなります。

こどもをだっこして離乳食を与える図は
お母さんの食事の時間には見えませんよね。
実際に、「向かい合って一生懸命その子にあげるだけ」
の時間になってる方がほとんどです。

離乳をはじめるには、一人で座れないといけません。
(これはまたのちのちお話しようと思っていますが、
首がすわっているだけではだめなのです。
できるだけ自分で姿勢を保てることが大切です。)
後ろから軽く支えてあげる姿勢を取らせて、
手はフリーにしてあげて、
好き勝手に食べ物を口に入れる経験をさせてください

片付けがたいへん。。。わかります。。。
でもマナーを学ぶのはもっと後の時期です。
エプロンして、よごれても大丈夫にして、
家族みんなでおなじ食事をたのしんで、
(何度も言いますけど、”離乳食”をわざわざ作るのをやめて、大人と同じ食事を食べられるかたちにしてあげるということです)
自分たちのものと同じタイミングで後片付けをする。

人それぞれかもしれませんが
少なくとも私は
離乳食を頑張って作る手間より楽だと思います。